長時間のデスクワークでは、腰痛や運動不足に陥りがちです。
特に在宅勤務の場合は通勤がないため、より運動不足を感じる人も多いのではないでしょうか。
今回はFlexispotの電動昇降デスク「E8」を紹介します。
姿勢を変えながらデスクワークができるので、身体への負担を軽減できます。
本記事は、Flexispot様より商品を提供いただき、実際に使用して執筆しているレビュー記事となります。
FlexiSpot E8のメリット | FlexiSpot E8の注意点 |
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健康的にデスクで作業できる | ケーブルの長さに余裕が必要 |
昇降の手間が少ない | 重い |
自分好みのデスクを作れる | 価格が高い |
もくじ(クリックでジャンプ)
デスクワークの負担を減らすスタンディングデスク
長時間のデスクワークは体に負担がかかります。
腰や背中が痛くなったり、猫背になったりしがちですよね。
そんなときに使えるのが、立ったままデスクワークができる「スタンディングデスク」です。
様々なスタンディングデスクのうち、高さを自由に調整できるのが「昇降デスク」です。
電動昇降デスクは、ボタンを押すだけで簡単に高さを調整できるのが特徴。
FlexiSpotの電動昇降デスクE8
FlexiSpotはFlexiSpot Japanのデスクワークアイテムを取り扱うブランドです。
「電動昇降デスクと言えばFlexiSpot」と言っても過言ではないほど、人気がありますよね。
「E8」は2021年9月に発売された、比較的新しいモデルです。
昇降範囲は60~125cm
E8の昇降範囲(高さの範囲)は60cm~125cmです。
昇降範囲が広いため、様々な使い方ができます。
最も低い60cmは、大人が椅子に座ってデスクワークをするには低めです。
正座をしてデスクに向かうはちょうど良い高さで、お子さんが作業するときにもちょうど良いかもしれません。
高さ70cm付近は座り作業に、100cm付近は立ち作業にぴったりです。
FlexiSpotの公式サイトには、作業に最適なデスクの高さを計算してくれるページがあります。
なお、身長が173cmの私の場合は、座り作業では74cm、立ち作業では106cmが最適な高さのようです。
脚フレームのカラーは2種類
E8のカラーバリエーションは黒と白の2種類です。
価格は変わらないため、デスク周りのアイテムや部屋のインテリアを考慮し、好きな方を選びましょう。
なお、FlexiSpotの公式サイトでは「数量限定カラー」を販売することもあります。
多機能なタッチパネルを搭載
FlexiSpotのE8では、タッチパネルを使ってデスクの高さを操作します。
タッチパネルは天板の底に取り付けます。
「▲」や「▼」のボタンを押している間、デスクの高さが上下します。
メモリー機能
E8には、高さを記憶する「メモリー機能」があります。
メモリー機能では最大で4つまで高さを設定し、ワンボタンで設定した高さに変更できるのが特徴です。
ボタンを押し続ける手間がないので、手間がありません。
ロック機能
E8には、「ロック機能」も搭載されています。
ロック機能によって、誤って操作したときの動作を防ぐことができます。
お子さんが誤って触ってしまっても、デスクが動かないので安心ですね。
デスクの高さは頻繁には変えないため、「ロックの解除が面倒」ということも起こりにくいです。
障害検知機能
物や手が挟まったときに、検知してストップする機能が「障害検知機能」です。
昇降デスクに限らず、自動で動く機械は、有事の際に止まらないと怖いですよね。
動かすときに気を付けるのはもちろんですが、障害検知機能のおかげで少なからず安心感があります。
耐荷重は125Kg
E8の耐荷重は125Kgです。
PCやモニター、スピーカーといったデスクのアイテムを載せても十分余裕がありますね。
耐荷重を超えると自動でデスクが下がってしまったり、事故の原因となったりするため、注意しましょう。
価格は66,000円
E8の脚フレームの高さは66,000円(税込)です。
天板は含まれていないため、天板も購入する場合は別途費用がかかります。
FlexiSpotの天板は形や色を自分好みに選べる
FlexiSpotの天板は、タイプとカラー、サイズを選びます。
タイプで天板の形を決めよう
天板の形を表す「タイプ」は2種類から選ぶことができます。
「長方形天板」と「カーブ型天板」です。
私は「カーブ型天板」を選びました。
11種類の豊富なカラーバリエーション
カラーは、マホガニーやメープルなどの木目柄や、ホワイトやブラックといった単色から選ぶことができます。
カラーによってデスクの印象が決まるため、11種類のカラーから好みのものを選びましょう。
なお、天板の素材はメラミン樹脂化粧板であり、一部を除いて、木目柄のカラーを選んでも素材は変わりません。
「天然竹天板」は、その名の通り竹製の天板です。
大きさ
天板のサイズは以下の通り、形状によって異なります。
長方形 | 長方形(竹) | カーブ型 | カーブ型(竹) |
120×60×2.5cm 140×70×2.5cm 160×70×2.5cm | 120×60×2cm 140×70×2cm | 140×70×2.5cm | 140×70×2cm |
カラーによって、サイズの選択肢が少ないこともあります。
購入時に公式サイトで確認するのがおすすめ。
なお、天然竹天板は厚みが2cmなので、注意しましょう。
他素材よりは薄いですが、モニターアームなどをクランプで固定できます。
価格は9,900円
FlexiSpotの天板は、種類やサイズによって異なります。
最も安いものでは9,900円(税込)です。
天然竹天板のカーブ型天板は26,400円、高いものでは100,000円以上の天板もあります。
組み立て手順
ここからは、Flexispot「E8」の組み立て手順を紹介します。
説明書によると、組み立ては以下の7ステップです。
- 脚の中央部分のビームを組み立て
- ビームに昇降支柱を取り付け
- 昇降支柱に足を取り付け
- 天板と脚フレームを取り付け
- ケーブルをコントローラに接続
- ケーブルカバーを取り付け
- ひっくり返して完成
上下逆さまの状態で脚フレームを組み立ててから、天板と組み合わせる手順です。
事前準備:同梱物のチェックと用意するもの
組み立て始める前に、まずは説明書と照らし合わせて、同梱物をチェックしましょう。
脚のフレームとなるパーツが8種類と電源ケーブル、USBハブ搭載リモコン、ねじの本数も確認します。
また、E8を組み立てるために、私は以下のものを用意しました。
デスクは重いため、2人で作業するのがおすすめです。
STEP1:脚の中央部分のビームを組み立て
まずは、脚フレームの中央部分となるパーツを組み合わせます。
「ビーム」に「サポートプレート」」取り付けましょう。
上下の向きに注意しましょう。
STEP2:ビームに昇降支柱を取り付け
STEP1で組み立てたパーツをひっくり返し、「昇降支柱」を取り付けます。
※昇降支柱を取り付けてビームが重くなる前に、STEP4を行う方が楽です。
ビームに昇降支柱をはめ込み、ねじで取り付けましょう。
STEP3:昇降支柱に脚を取り付け
昇降支柱に脚を取り付けます。
私はこのタイミングで、取り付けた脚に「カグスベール」を取り付けました。
カグスベールを取り付けると、重い家具でも押して動かせるようになります。
カグスベールは重い家具を一人で移動できる便利グッズ【つけっぱなしに注意】
STEP4:天板と脚フレームを取り付け
組み立ててきた脚フレームを天板に載せて、ねじで取り付けます。
天板が梱包されている段ボールの上で作業すると、床を傷つけません。
Flexispotの天板を使う場合は、下穴に合わせて取り付け位置を調整します。
以下の手順で、ビームの長さを調節しながら取り付けましょう。
- 脚フレームの片側を天板と取り付ける
- ビームの長さを調節する。
- もう片側も取り付ける。
天板の下穴のない箇所に穴を空けるときは、下穴を空けてからビスで固定するのがおすすめ。
天板にはタッチパネルも取り付けましょう。
私は、ビスではなく両面テープでタッチパネルを取り付けました。
実際に使いはじめてから、タッチパネルの位置を変更したくなる可能性があるためです。
STEP5:ケーブルをコントローラに接続
全てのケーブルをコントローラに取り付けます。
取り付けるケーブルは以下の4本です。
- タッチパネル
- 昇降支柱(左右の2本)
- 電源
STEP6:ケーブルカバーを取り付け
コントローラの上部に、ケーブルカバーを取り付けます。
ケーブルカバーの取り付け手順は以下の通りです。
説明書の記載がわかりにくいので、注意しましょう。
- ねじを脚フレームに仮締めする
- 仮締めしたねじとフレームの間にケーブルカバーをはめ込む
- 仮締めしたねじを締め、ケーブルカバーを固定する
STEP7:ひっくり返して完成
最後に、デスクをひっくり返して完成です。
ひっくり返す際には、タッチパネルに重さがかからないように注意しましょう。
電源に接続して、動作を確認しましょう。
Flexispot E8を実際に使って感じた魅力・メリット
ここからは、FlexiSpotのE8を実際に使って感じた魅力を紹介します。
ココが魅力
- 健康的にデスクで作業できる
- 昇降の手間が少ない
- 自分好みのデスクを作れる
健康的にデスクで作業できる
電動昇降デスクを使うと、立ちと座りを切り替えて作業できます。
姿勢を変えながら作業することで、体の一部への負担がかかるのを防げるのがポイント。
健康に良い
長時間の座ったままの作業では、腰や背中が痛くなったり、猫背になったりしがちです。
立ちでの作業も混ぜることで、体が痛くなるのを防ぐことができます。
さらに、高さ調整機能は座り作業にも効果があります。
一般的なデスクは高さを変えられませんよね。電動昇降デスクでは高さを正しい位置にすることで、座り作業での姿勢を改善できるのがポイント。
カロリー消費
立ち続けていると、特別なことをしなくても足腰が鍛えられます。
また、座っているときよりもカロリー消費が大きいため、ダイエットの効果も期待できますね。
慣れるまでは足に疲労が溜まるので、徐々に始めるのがポイント。
作業に集中できる
立った状態で作業することで、緊張感を維持し、集中して作業できます。
眠気覚ましにもなるため、昼食後の午後の作業にぴったりですね。
昇降の手間が少ない
メモリー機能を使うと、デスクの高さをワンボタンで切り替えられます。
ボタンを押し続けたり、微調整をしたりする必要がないため、手間がありません。
昇降速度も速いため、ストレスを感じにくいです。
最も低い60cmから立ち作業の106cmまで、約11.7秒で高さを変更できました。
また、動作音は約50dbと静かなため、夜でも周囲の人への迷惑になりにくいのも嬉しいですね。
50dbは室外機と同程度の音量です。
自分好みのデスクを作れる
フレームや天板には様々な組み合わせがあるため、自分好みのデスクを作れます。
部屋の雰囲気やインテリアに合うデスクにできますね。
また、FlexiSpot以外の天板を使えるのもポイント。
耐荷重とサイズに注意すれば、他社製品であっても、自分の好きな天板を取り付けられます。
Flexispot E8を実際に使って気になる点・デメリット
ここからは、FlexiSpotのE8を実際に使って気になる点を紹介します。
ココに注意
- ケーブルの長さに余裕が必要
- 重い
- 価格が高い
ケーブルの長さに余裕が必要
立ち作業のときはデスクの高さが約100cmになります。
その高さまで上げても抜けてしまわないように、余裕を持った長さのケーブルを使う必要があります。
また、上下に動かしたときに引っかからないようにケーブルを延ばしましょう。
重い
E8の重さは約50Kgと、とにかく重いです。
梱包された状態では、脚フレームは約32Kg、天板は約18Kgあります。
モーターが搭載されている「昇降支柱」は特に重たいので、動かす際や組み立てる際には指や体を挟まないように気を付けましょう。
一人で動かすのは大変なので、組み立て手順でも紹介した「カグスベール」を使うのがおすすめ。
押すだけで簡単に動かせるようになります。
価格が高い
E8は脚フレームだけで66,000円です。
天板を含めるとさらに価格が上がるため、安い買い物ではありませんよね。
電動昇降デスクを試してみるには、手を出しにくいと感じます。
FlexiSpotの「EF1」は、天板付きで40,000円以内で購入できるのでおすすめ。
昇降のみのシンプルな機能のため、利用用途に合わせて選びましょう。
また、FlexiSpotの公式サイトでは、毎月11日の11%OFFやブラックフライデーなど、頻繁に割引イベントを開催します。
気になる方は公式サイトをチェックしましょう。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はFlexispotの電動昇降デスク「E8」を紹介しました。
姿勢を変えながらデスクワークができるので、身体への負担を軽減できます。
集中力を持続させることにもつながるので、お昼休み明けなど、眠くなる時間帯にも大活躍です。
FlexiSpot E8のメリット | FlexiSpot E8の注意点 |
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健康的にデスクで作業できる | ケーブルの長さに余裕が必要 |
昇降の手間が少ない | 重い |
自分好みのデスクを作れる | 価格が高い |
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。