ブログ運営では、有名なアクセス解析サービス「Google Analytics」を使っている方も多いですよね。
今回はGA4でIPアドレスを利用して自分のアクセスを除外する方法を紹介します。
UAからGA4へのバージョンアップでは、設定方法が異なるので注意しましょう。
端末のIPアドレスが変わるたびに設定が必要となるため、ブラウザのアドオンを利用した設定がおすすめ。
もくじ（クリックでジャンプ）
ブログへのアクセスを正しく集計しよう
Google Analyticsは、Googleが提供するWebページのアクセス解析サービスです。
無料で使えるため、多くの企業やブロガーが利用しています。
サイトの運営では、自分でサイトをチェックすることが良くありますよね。
そういった自分のアクセスを解析から除外しなければ正しい解析結果は得られません。
正しい解析結果を得られないと、運営の方針を間違えてしまうことに繋がります。
ページビュー数やページの滞在時間を正しく把握するためにも、自分のアクセスは除外するように設定しましょう。
複数の除外方法があり、本記事ではIPアドレスを利用して設定する方法を紹介します。
おすすめはブラウザのアドオンを使う方法。
以下の記事で紹介しています。こちらも参考となれば幸いです。
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【ブログ】GA4で自分のアクセスを除外する方法【Google Analytics オプトアウト アドオン】
UAとGA4では手順が異なる
Google Analyticsの旧バージョンである「ユニバーサルアナリティクス（UA）」は、2023年7月1日をもってサポートが終了となります。
最新バージョンである「Googleアナリティクス 4 プロパティ（GA4）」に移行した方も多いのではないでしょうか。
UAとGA4では、どちらもフィルタ機能によって、指定した条件のアクセスを集計から除外できます。
ただし、フィルタ機能の設定方法が異なるため、迷わないために確認しながら設定しましょう。
UAでは1ステップで設定できる
UAでは画面左下の「管理」＞「すべてのフィルタ」でフィルタの一覧が表示されます。
「フィルタを追加」ボタンをクリックすると、「ビューにフィルタを追加」画面が表示されます。
フィルタ名やIPアドレスを入力して「保存」ボタンをクリックしましょう。
GA4での設定方法は2ステップ
UAが1ステップで設定できるのに対して、GA4では以下の2ステップで設定します。
なお、設定方法はGoogleのサポートページにも掲載されています。
- 内部トラフィックとして定義
- フィルターを有効化する
事前に、自分の端末のIPアドレスを確認しましょう。
IPアドレスの確認は、IPv4とIPv6の両方のアドレスを確認できるこちらのサイトがおすすめ。
1.内部トラフィックとして定義
UAがIPアドレスをフィルタの除外対象として直接入力するのに対して、GA4では内部トラフィックとして定義します。
データストリームを選択
GA4の左下の「管理」より、プロパティ列の「データストリーム」をクリックします。
「データストリームの追加」から追加設定を行いましょう。
Googleタグの設定
画面下部にある「タグ設定を行う」を選びましょう。
内部トラフィックの定義
設定の一覧から「内部トラフィックの定義」を選択します。
一覧に表示されない場合は、画面右側にある「すべて表示」をクリックしましょう。
内部トラフィックルールの作成
内部トラフィックルールの一覧画面が表示されます。
内部トラフィックを定義するために、画面右側の「作成」を選びます。
トラフィックの定義画面が表示されるため、詳細を入力しましょう。
入力項目
- ルール名：自分が見てわかりやすい名前を付けましょう。
- traffic_typeの値：デフォルトの「internal」でOKです。この値が「集計から除外」などの処理をする際の目印となります。
- マッチタイプ：1つのアドレスを集計から除外する場合は「IPアドレスが次と等しい」でOKです。
- 値：指定するIPアドレスを入力しましょう。IPv4・IPv6のどちらでも構いません。
作成が完了すると、内部トラフィックルールの一覧に表示されます。
2.フィルターを有効化する
フィルタを有効化することによって、内部トラフィックとして定義した通信を集計から除外しましょう。
GA4の左下の「管理」より、「データ設定」＞「データフィルタ」を選択します。
「フィルタを有効にする」を選びましょう。
表示される確認画面で、「フィルタを有効にする」をクリックして完了です。
端末のIPアドレスは変わることがデメリット
IPアドレスを利用して除外する際は「IPアドレスが変わる可能性」に注意しましょう。
IPアドレスを固定していない場合、基本的にルーターやパソコンを再起動した際にIPアドレスが変わります。
毎日パソコンをシャットダウンする場合は、IPアドレスの除外設定も毎日行う必要があり、とても面倒です。
ブラウザのアドオンを利用した除外方法では、IPアドレスが変わっても設定し直す必要はありません。
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【ブログ】GA4で自分のアクセスを除外する方法【Google Analytics オプトアウト アドオン】
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はGA4でIPアドレスを利用して自分のアクセスを除外する方法を紹介しました。
UAからGA4へのバージョンアップでは、設定方法が異なるので注意しましょう。
端末のIPアドレスが変わるたびに設定が必要となるため、ブラウザのアドオンを利用した設定がおすすめ。
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。