キャッシュレス決済などの普及に伴い、ポイントを効率的に活用する「ポイント経済圏」が主流となりつつあります。
今回は楽天経済圏における、ポイントの貯め方を紹介します。
楽天市場のポイントアッププログラム「SPU」を利用して、楽天市場でのポイント還元率を上げるのが一般的。
無料で達成できる条件や自分のライフスタイルに合った条件のみでも、10%近くのポイント還元率になります。
もくじ（クリックでジャンプ）
楽天経済圏とは？
生活の様々なシーンを決まったグループのサービスの利用に寄せることで、ポイントを効率的に活用するサイクルのことを「ポイント経済圏」と呼びます。
代表的なポイント経済圏である「楽天経済圏」とは、楽天市場をはじめとする楽天グループのサービスに統一することです。
ポイントの基本的なサイクルは以下です。
- サービスをまとめることで、楽天ポイントを獲得&楽天市場での獲得ポイント数がアップ
- 貯まったポイントを楽天の各サービスで利用可能
ポイント経済圏は縛られないことが大切
ポイント経済圏を利用する上では、ポイントを獲得するために無理をしないことが大切です。
例えば、不要なサービスを契約してポイント還元率を上げたり、不要な買い物をしてポイントを獲得するのは本末転倒ですよね。
また、楽天経済圏を利用している人でも、楽天市場での購入前に他のショッピングサイトも確認しましょう。AmazonやYahoo!ショッピングの方が安い場合も。
もちろん、ポイント獲得にこだわらずに安く購入できる店を選ぶのがおすすめ。
楽天市場での買い物が最大で16%還元
楽天市場では、条件を達成することでポイント還元率が上がる「SPU（スーパーポイントアッププログラム）」という仕組みがあります。
楽天市場での買い物のポイント還元率が最大16%となるのが特徴です。
その他にも、楽天市場で開催されるキャンペーンも含めると、還元率は20%を超えることも。
SPUの達成条件は、楽天市場アプリの利用から光回線の契約まで、導入ハードルも様々です。
無理に導入せず、自分に役立ちそうなサービスだけ利用するのがおすすめ。
導入しやすいサービスだけでもかなりお得
ここからは、SPUの中でも比較的達成しやすい条件や、楽天市場での還元率を上げるための工夫を紹介します。
お金のかからないサービスだけでも、かなりお得なポイント還元率となります。
楽天カード
楽天カードはシェアNo.1のクレジットカードです。
楽天カードを使って楽天市場で買い物をすると、還元率が+2%されます。
年会費無料なので、楽天市場の利用頻度が少なくても保有しておくのがおすすめ。
後述の楽天プレミアムカードを利用する際には、さらにプレミアムカード特典分の還元率が上乗せされます。
楽天銀行
楽天銀行はシェアNo.1のオンライン銀行です。
楽天カードの引き落とし先に楽天銀行の口座を設定すると、還元率が+0.5%されます。
これも年会費無料なので、楽天カードとセットで利用するのがおすすめ。
さらに、買い物の前月に楽天銀行の口座を給与受取口座として利用することでも+0.5%されます。
楽天市場アプリ
楽天市場アプリを使って楽天市場で買い物すると、還元率が+0.5%です。
ネットショッピングにパソコンを使いたい場合は、カートに入れるまでをパソコンで行いましょう。
購入のみをスマホのアプリで行えばOKです。
楽天市場でのキャンペーン
SPUの条件達成とは別に、楽天市場ではエントリー形式のキャンペーンが開催されます。
代表的なキャンペーンが「5と0のつく日キャンペーン」と「お買い物マラソン」です。
5と0のつく日キャンペーン
5と0のつく日キャンペーンはその名の通り、日付に5または0のつく日に開催されます。
全ての買い物で還元率が+2%されるというシンプルなキャンペーンです。
お買い物マラソン
お買い物マラソンは月に1回ほど開催されます。
買い物したショップ数に応じて還元率が上乗せされるキャンペーンで、還元率は最大で+10%です。
高額な買い物には、「5または0のつく日に、お買い物マラソンで還元率を高めて購入する」のがおすすめ。
その他のサービスは自分のライフスタイルに合わせよう
ここからは、SPUの中で比較的ハードルの高い条件を紹介します。
お金がかかったりライフスタイルを変えたりするサービスもあるため、自分に合ったサービスのみ利用すればOKです。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、楽天カードの中で最上位に位置するクレジットカードです。
楽天プレミアムカードを使って楽天市場で買い物をすると、還元率が+2%されます。
※還元率は、通常の楽天カード分に上乗せされます
年会費は11,000円（税込）なので注意しましょう。
楽天プレミアムカードは誕生日キャンペーンでの入会がおすすめ。
年会費分のポイントがキャッシュバックされ、1年間のみ実質無料で利用できることもあります。
翌年の年会費の発生前に退会すればOK。
-
【楽天プレミアムカード】プライオリティパスが無料。メリットは少ない。【誕生月キャンペーンでの入会がおすすめ】
楽天証券
楽天証券でポイント投資をすると、楽天市場の買い物で還元率が最大+1%されます。
以下の2つの条件を達成すると、それぞれで+0.5%です。
- 投資信託を30,000円以上購入する
- 米国株式を30,000円以上購入する
どちらも30,000円以上購入する必要があるため、お金に余裕がある人にはおすすめ。
片方のみ設定して+0.5%することもできます。
なお、投資には1ポイント以上のポイントを利用する必要がある点に注意しましょう。
楽天モバイルの契約
楽天グループのキャリアである楽天モバイルの契約中、楽天の会員ランクに合わせて還元率は最大+3%されます。
ダイヤモンド会員は+3%、それ以外の会員は+2%です。
手軽に2%も還元率を上げられるため、楽天市場の利用が多く、回線にこだわらない人には楽天モバイルがおすすめ。
楽天モバイルは、最も安くデータ無制限プランを利用できるのが特徴です。
-
楽天最強プランのメリットとデメリットとは？【旧プランとの違いを紹介】
楽天モバイルのキャリア決済
Andoroidのみ、楽天モバイルでキャリア決済を利用した月は0.5%還元率が上がります。
キャリア決済は、アプリ購入やアプリ内課金が対象です。
条件達成となる金額は「2,000円」であり、ハードルとしては高め。
楽天ひかり
楽天ひかりを契約していると、ポイント還元率が+1%されます。
自宅の光回線を変えるのはハードルが高いため、導入したい人のみでOK。
以前は1年間無料キャンペーンを開催していましたが、現在は終了しています。乗り換える際は注意しましょう。
楽天ひかりを契約する場合は、楽天モバイルと組み合わせて、セット割を利用するのがおすすめ。
楽天ポイントの使用は楽天ペイがおすすめ
SPUや各楽天サービスで溜めた楽天ポイントは、楽天ペイで使うのがおすすめです。
ポイントのみでも、日常的な買い物を済ませられます。
使ったポイントに対して、さらにポイントがつくのが特徴。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は楽天経済圏における、ポイントの貯め方を紹介しました。
楽天市場のポイントアッププログラム「SPU」を利用して、楽天市場でのポイント還元率を上げるのが一般的。
無料で達成できる条件や自分のライフスタイルに合った条件のみでも、10%近くのポイント還元率になります。
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。