今回はWindows11のパーティション分割とバックアップ設定を紹介します。
バックアップはPCが破損したときだけでなく、誤ってファイルを削除してしまったときにも役立ちます。
特に、大切なデータをPCに蓄積している場合は、複数箇所への保存がおすすめです。
もくじ(クリックでジャンプ)
PCのバックアップ用にHDDを購入した
当ブログではワードプレスのプラグイン「UpdraftPlus」を使って、ブログ自体や、ブログにアップロード済みの画像のバックアップを取得しています。
しかし、ブログにアップロードする前の画像ファイルや資料は、ブログを運営し始めてからPC内に蓄積され続けています。
私の使っているノートPCのストレージは512GBのSSDです。
使用率が半分を超えてきたので、ファイル保管・バックアップ用のHDDを購入しました。
ファイル保管用HDDの選び方
記事数 | 約180 |
ブログ用の画像の容量 | 約17GB |
画像の元ファイルの容量 | 約6GB |
HDDの寿命は5年と言われているので、5年経過後のファイルを保存できるHDDを用意しましょう。私の場合は1TBで十分そうです。
しかし、Amazonのセールに乗せられて私が購入したバッファローのHDDは「4TB」。あほか。
今となっては、1TB×2つを購入するべきだったと考えています。
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どう考えても、5年間にPCで扱うファイルは4TBに満たないため、HDDをパーティションで分割して複数のバックアップを保存しよう、と思ったのが始まりでした。
Windows11でのパーティション分割・バックアップ取得方法
ファイルやバックアップの保管には1TBあれば十分と感じたので、1TB×2つと余りのパーティションに分割することにしました。
余りのパーテーションはスマホのバックアップなどに使う予定です。
設定したバックアップはこんな感じ
実際にHDDをパーティション分割し、複数のバックアップを保存するとこんな感じです。
Windows11の標準機能で取得できるバックアップは2種類あります。
PC全体のイメージバックアップと、個別ファイルのバックアップです。
実際の作業順序は以下の通り。
- パーティション分割
- PC全体のイメージバックアップ
- 個別ファイルのバックアップ
順に紹介します。
1.パーティション分割
パーテーション分割はコントロールパネルから行います。
「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」の順にクリックして、「ディスク管理」を開きましょう。
ここでは、既存のドライブを縮小し、生まれた空き領域を使って新たにボリュームを作成します。
既存のドライブの縮小
「ディスク管理」で外付けHDDを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選びます。
縮小のウィンドウが表示されるので、「縮小する領域のサイズ」をを入力します。
縮小後の合計サイズが自動で計算されるので確認してから縮小しましょう。
なお、「縮小前の合計サイズ ー 縮小する領域のサイズ = 縮小後の合計サイズ」です。
1GB = 1024MBとして入力してくださいね。
縮小すると、未割当の領域が生まれます。
新たなボリュームの作成
未割当の領域に、新しくボリュームを作成します。
未割当の領域で右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選びましょう。
「新しいシンプルボリュームウィザード」では、ボリュームのサイズを入力します。
他の値はそのままにしました。
作成が完了するとこんな感じです。
今回は、2つのボリュームを作成しました。
2.PC全体のイメージバックアップ
イメージバックアップは、取得時点のPCを丸々保存するイメージです。
ファイルだけでなく、OSやアプリを含むシステム全体を保存します。
「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元(Windows 7)」→「バックアップの設定」の順にクリックしましょう。
バックアップの設定では、保存先と保存対象、スケジュールを選択します。
設定が完了すると初回のバックアップが始まるのでしばらく待ちましょう。
3.個別ファイルのバックアップ
個別ファイルのバックアップは、「システムとセキュリティ」→「ファイル履歴」の順にクリックしましょう。
左側のオプションで保存先や保存頻度を選び、ファイル履歴をオンにすると自動で開始されます。
パーティションを分割してもHDDの破損には耐えられない点に注意
パーティションを分割しても物理的なストレージは1つ。
複数のパーティションに分割しても、HDDが物理的に破損したら一緒に破損してしまいます。
複数のバックアップを保管するときは、物理的に別のストレージに保管する方がおすすめです。
4TBのHDDを複数に分けるよりも、1TBのHDDを2つ用意する方が破損のリスクに備えられますよね。
外付けHDDをパーティション分割するメリット
ここからは、外付けHDDをパーティション分割するメリットを紹介します。
パーティションが破損してもバックアップが残る
複数のパーティションにバックアップを保管することで、一部のパーティションが破損したときに影響を受けません。
復旧の可能性が高まるので、ストレージの容量に余裕がある場合は「やった方が良い」と感じます、
突発的なバックアップの取得に便利
HDD自体の破損には弱いので、日常的に複数のバックアップを保管する場所として最適ではありません。
OSのアップデートやソフトウェアのインストールといった、PCに変更が加わる作業に伴うバックアップを保管するのが実用的です。
一連の作業の前後や途中でバックアップを取得することで、不具合が起きたときにいつでも戻せるので安心ですね。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はWindows11のパーティション分割とバックアップ設定を紹介しました。
バックアップはPCが破損したときだけでなく、誤ってファイルを削除してしまったときにも役立ちます。
特に、大切なデータをPCに蓄積している場合は、複数箇所への保存がおすすめです。
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。