PCに何かあったときのため、バックアップを設定すると安心ですよね。
今回はWindowsの「バックアップと復元(Windows 7)」を紹介します。
PCのイメージバックアップを取得できる機能です。
有事の復元だけでなく、OSのアップデートやPC変更時のデータ移行にも役立ちます。
Windows10以降では「非推奨」な機能である点を把握して利用しましょう。
もくじ(クリックでジャンプ)
イメージバックアップとは
バックアップの一種である「イメージバックアップ」は、取得した時点のPCを丸ごと保存します。
ファイルだけでなく、OSなどのシステムごと保存するのが特徴です。
バックアップの役割である「データ損失を防ぐ」ことはもちろん、PCを「動く状態」に丸ごと戻せるため、アップデート前に取得すると安心です。
また、PCを変更するときの移行作業にも役立ちます。
PCが正常に動作しなくなったときに利用する可能性もあるため、PCの外に保存しておくのがおすすめ。
外付けストレージやSDカードなどに保存しておくと、PCが動かなくても利用できますね。
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Windows11でのイメージバックアップの機能
Windowsに標準で搭載されているイメージバックアップの機能として「バックアップと復元(Windows 7)」があります。
手軽に使えるのがメリット
「バックアップと復元」はWindows標準機能のため、追加ソフトが不要です。
自分でソフトを選ぶ場合は、どれにすればよいのか迷ってしまいますよね。
PCの使い方によっては有料ソフトの必要性が判断しづらく、初心者が試すには手が出しづらい場合もあります。
「バックアップと復元」は使い方もわかりやすく、少し調べれば、初心者でも上手く使うことができるでしょう。
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バックアップの世代管理を出来ないのがデメリット
取得したバックアップの保持方法には以下の2種類があります。
指定した数のバックアップのみを保持することはできないため気を付けましょう。
バックアップの保持方法
- すべて保持
- 最新版のみ保持
すべて保持する場合は、適宜手動で削除しないと、保存先ドライブの容量がいっぱいとなってしまいます。
保存先ドライブの容量がいっぱいになると、その後のバックアップ取得はエラーになってしまうので注意しましょう。
私は1週間分ぐらいのバックアップを保持しておきたいため、「すべて保持する」を選んでいます。
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常にバックアップを取れる状態にしておく必要がある
スケジュール実行される時間帯にはバックアップを取れる状態にしておきましょう。
具体的には以下の2点が必要です。
バックアップを取得するために必要なこと
- PCが起動している
- 保存先ドライブがPCに接続されている
当たり前ですが、PCの電源を切っている時間帯にスケジュールを設定してもバックアップされないため、注意しましょう。
バックアップと復元はWindows10以降は非推奨
「バックアップと復元(Windows 7)」の最大の注意点は「Windows 10やWindows 11では非推奨機能であること」です。
Microsoftによる説明は以下の通りです。
ディスク全体のバックアップ ソリューションについては、別のソフトウェア ベンダーのサード パーティ製品を探してください。
OneDrive を使用して、データ ファイルを Microsoft 365 と同期することもできます。
Windows 10やWindows 11でも利用可能ですが、Microsoftによる追加開発は行われず、いずれ廃止される可能性もあります。
Microsoftはサードパーティ製のバックアップソフトを推奨しているため、心配な場合は他のバックアップソフトを探しましょう。
なお、「バックアップと復元」を含め、非推奨機能は以下URLに一覧で紹介されています。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/whats-new/deprecated-features
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はWindowsの「バックアップと復元(Windows 7)」を紹介しました。
PCのイメージバックアップを取得できる機能です。
有事の復元だけでなく、OSのアップデートやPC変更時のデータ移行にも役立ちます。
Windows10以降では「非推奨」な機能である点を把握して利用しましょう。
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。