安くて性能が良い、コスパの高いパソコンがあれば選びたいですよね。
今回はHuaweiのノートパソコン「MateBook D 15」を紹介します。
6万円台とは思えない高級感と性能を持ち、Officeの作業やオンライン会議を伴う在宅勤務などには問題なく使えます。
負荷の高い作業をしない人にはおすすめのノートパソコンです。
MateBook D 15のメリット | MateBook D 15の注意点 |
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高負荷でない作業をするには十分な高コスパ | 埋め込み式カメラが使いにくい |
電源ボタンの指紋センサーが便利 | ゲームや動画編集はできない |
スタイリッシュなデザインでかっこいい | Bluetooth接続が安定しない |
もくじ(クリックでジャンプ)
MateBook D 15とは
私は「Huawei」のノートパソコン「MateBook D 15」を使っています。
Huaweiに対して、良い印象を持っていない人もいるかもしれません。
私は2年間以上このノートパソコンを使っていますが、ブランドに対して気になった点はありません。
MateBook D 15は持ち運びしやすいノートパソコン
MateBook D 15は15.6インチのノートパソコンです。
PCのサイズは縦23cm×横35.8cm×厚さ1.7cmで、とても薄いのが特徴。
重さは約1.5gで、15.6インチのノートパソコンの中では軽め。
持ち運びやすいコンパクトさがポイントです。
MateBook D 15の基本スペック
2020年4月発売モデルにおける、CPUなどの基本スペックは以下です。
なお、CPU、GPU、ストレージは拡張性があります。
CPU | AMD Ryzen 5 3500U (2.1 GHz、最大3.7 GHz) |
メモリ | DDR4 8 GB |
GPU | AMD Radeon™ Vega 8 Graphics |
ストレージ | 256 GB PCIe SSD |
画面解像度 | 1920×1080(FHD) |
※現在はCPU、GPU共にIntelのモデルが多く、新しい世代のパーツを搭載しています。
上記のスペックで、価格は約6万円でした。
必要十分なインタフェースコネクタ
ハードウェアインタフェースのコネクタはパソコンの左右にあります。背面にはありません。
USB Type-Aの端子が3つ付いているのは、使い勝手が良いと感じます。
充電端子はUSB Type-C
MateBook D 15の充電端子は「USB Type-C」です。
USB Type-Cはパソコン周辺で良く使われる規格なので、うれしいですよね。
指紋センサー付きの電源ボタン
キーボードの右側にある電源ボタンは、指紋センサーを搭載しています。
電源を入れるのと、Windowsへのサインインをボタン一つで行えます。
Huaweiのパソコンとスマートフォンには「Huawei Share」という機能があります。
パソコンにスマートフォンをタッチするだけで、スマートフォンの画面をパソコンに投影したり、ファイルのやり取りを簡単に行えるような機能です。
ベンチマークを動かしてみた
3つのベンチマークを試してみました。
各ベンチマークの詳細は公式サイトをご確認ください。
Cinebench R23
Cinebnch R23とはCPUベンチマークのひとつで、シングルコア性能とマルチコア性能を簡単に測定できます。
数値データを計算して画像を表示する「レンダリング」をして、性能を評価/数値化してくれます。
実際にやってみた結果が以下です。
ランキングで他のサンプルと比較できます。
ランキングでは、マルチコア性能よりもシングルコア性能の方が高く見えます。
ソフトを起動させるときや、Web閲覧をするときにストレスなく動く理由かもしれません。
■Cinebench
https://www.maxon.net/ja/cinebench
ファイナルファンタジーXVベンチマーク
Windows版FINAL FANTASY XV(FF15)のゲームエンジンを用いた、非常に高負荷なベンチマークです。
PCの3D性能を数値化できるだけでなく、FF15の動作目安となる評価を取得できるのもポイント。
6万円のパソコンで試すベンチマークではないと思いつつ、テストした結果が以下です。
■ファイナルファンタジーXVベンチマーク
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/
CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkは、各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定できます。
測定した結果は以下です。
SEQで始まる上の2行はシーケンシャルな読み込み/書き込み速度を表し、ファイルのコピーなどの速さの目安になります。
RNDで始まる下の2行はランダムな読み込み/書き込み速度を表し、OSやアプリの起動速度や挙動の軽さなど、快適さの目安になります。
スコア目安として、SSDであればシーケンシャルアクセスが「500MB/s以上なら十分なスピードで動く」ようなので、比較的良い気がします。
■CrystalDiskMark
http://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/
MateBook D 15を実際に使って感じた魅力・メリット
ここからは、MateBook D 15を実際に使って感じた魅力を紹介します。
ココが魅力
- 高負荷でない作業をするには十分な高コスパ
- 電源ボタンの指紋センサーが便利
- スタイリッシュなデザインでかっこいい
高負荷でない作業をするには十分な高コスパ
Web閲覧やOfficeソフトでの作業など、軽い負荷の作業であれば、快適に操作できます。
オンライン会議を伴う在宅勤務でも問題なく使えていました。
また、動画鑑賞や簡単なゲームもできるので、いわゆる「ライトユーザー」には十分なスペックです。
このスペックのノートパソコンが約6~7万円台で購入できるのは、とてもコスパが高いですね!
電源ボタンの指紋センサーが便利
MateBook D 15を使って最も魅力と感じた点が「指紋センサー付きの電源ボタン」です。
便利なポイントは「電源を付けるのとWindowsの認証が同時にできる」ことです。
Windowsのサインイン画面に進んでから指紋センサーにタッチするのではなく、電源ボタンを押すだけでサインインまでしてくれます。
生体認証の快適さを感じさせてくれました。
スタイリッシュなデザインでかっこいい
MateBook D 15はAppleのMacBookのような、おしゃれなデザインがポイント。
メタルボディや、シンプルな見た目に高級感があり、かっこいいですよね。
MateBook D 15を実際に使って気になった点・デメリット
ここからは、MateBook D a5を実際に使って気になる点を紹介します。
ココに注意
- 埋め込み式カメラが使いにくい
- ゲームや動画編集はできない
- Bluetooth接続が安定しない
埋め込み式カメラが使いにくい
一般的に、ノートパソコンのカメラはディスプレイ上部に設置されていることが多いですよね。
MateBook D 15では、カメラはキーボードのF6キーとF7キーの間に埋め込まれています。
普段は隠れており、使うときにボタンを押すとポップアップされる仕組み。
プライバシーを守るために、必要のないときにカメラを閉じておけるのがメリットですが、とても使いにくいです。
キーボードの位置から顔を映すことになるので、下から見上げる映像となり違和感があります。
オンライン会議などでカメラを利用する機会が多い人は、使いにくさを感じるかもしれません。
私は外付けのカメラを使っています。
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ゲームや動画編集はできない
負荷の低い作業は快適に動きますが、ゲームや動画編集といった高負荷な作業には適していません。
Androidのエミュレータである「BlueStacks」を使うと、メモリ不足によって途中で落ちてしまうことが多々あります。
また「DaVinci Resolve」という動画編集ソフトを使ったところ、編集中の動画がカクつき、スムーズな作業ができませんでした。
そのような使い方をする場合は、高スペックなパソコンを利用しましょう。
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Bluetooth接続が安定しない
私の使っているMateBook D 15では、1か月に1回くらいの頻度で、使用中に急にBluetooth接続が切れます。
Windows側のBluetoothは「ON」のままであるにも関わらず、接続中のマウスやキーボードを操作しても反応がなくなります。
Windowsの設定からBluetoothを「OFF」→「ON」にすると復活しますが、この作業が面倒です。
1年半以上使ってから起きた事象なので、経年劣化や端末固有の問題かもしれません。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はHuaweiのノートパソコン「MateBook D 15」を紹介しました。
6万円台とは思えない高級感と性能を持ち、Officeの作業やオンライン会議を伴う在宅勤務などには問題なく使えます。
負荷の高い作業をしない人にはおすすめのノートパソコンです。
一方で、埋め込み式のカメラが使いにくいなど、気になる点もあります。
MateBook D 15のメリット | MateBook D 15の注意点 |
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高負荷でない作業をするには十分な高コスパ | 埋め込み式カメラが使いにくい |
電源ボタンの指紋センサーが便利 | ゲームや動画編集はできない |
スタイリッシュなデザインでかっこいい | Bluetooth接続が安定しない |
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。