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【レビュー】Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは欲しい機能が詰まった完全ワイヤレスイヤホン【気になる点もあり】

2022年6月27日

2021年にAnkerから「Soundcore Liberty Air 2 Pro」が発売されました。
旧モデルの「Soundcore Liberty Air 2」はコスパの良いイヤホンだったので、新モデルへの期待が大きかった方も多いのではないでしょうか。

今回はAnkerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」を紹介します。
音質は良さはもちろん、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能、バッテリー持ちなど、多くの優れた点があります。
10,000円程度でイヤホンを選ぶときにおすすめの商品です。

Liberty Air 2 ProのメリットLiberty Air 2 Proの注意点
環境に合わせて再生モードを変更できる人の多い場所では通信が切れやすい
最大26時間も再生できるので充電の手間が少ない誤って接続したときに接続先の切り替えが面倒
装着検出機能により、イヤホンを外すと音楽も止まる
簡単に接続できる
専用のアプリで手軽にカスタマイズできる

AnkerのSoundcore Liberty Air 2からの乗り換え

Ankerはコスパが良く信頼できる製品が多い

Ankerはモバイルバッテリーや充電器を始め、スピーカー、イヤホンといったオーディオ周辺機器、ワイヤレス機器などのデジタル製品を取り扱う中国の企業です。
値段の安さと品質の良さが評判のメーカーで、Amazonで商品を取り扱っています。

私はイヤホンだけでなく、ケーブルホルダーやモバイルバッテリーなどもAnker製品を使っています。
いずれもコスパが良く、満足度が高い商品です。

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Soundcore Liberty Air 2も十分な性能

私はこれまで、旧モデルである「Soundcore Liberty Air 2」を使っていました。
旧モデルと言っても、性能面は十分であり、新モデルと比べて安く購入できるのがメリットです。

安い価格でワイヤレスイヤホンを購入したい場合は、こちらもおすすめです。

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Soundcore Liberty Air 2 Proのパッケージ内容と製品について

外箱。ノイズキャンセリングの性能に期待できる。

Soundcore Liberty Air 2 Pro」のパッケージ内容や製品の特長を紹介します。

パッケージ内容

外箱は蓋がマグネット式でおしゃれ。

イヤホン本体、充電ケース、イヤーチップ、充電ケーブルがセットになっています。

イヤーチップはXXSサイズからXLサイズまでの全9種類が付属しています。
一般的には3種類のイヤーチップが付属されることが多いので、イヤーチップの大きさが合わなかった経験のある人にはうれしいですね。

本体についているものも含めて、全9サイズのイヤーチップが付属している。

充電ケーブルは端がUSB Type-CとUSB Type-Aのケーブルです。

片手で簡単にイヤホンを取り出せるスライド式ケース

Soundcore Liberty Air 2 Proは、ケースの蓋をスライドしてイヤホンを取り出します。
片手でスライドし、もう片方の手でイヤホンを取り出しましょう。

蓋は片手でも簡単にスライドできる。

ケースにはくぼみがあり、イヤホンを取り出しやすい形になっています。

ケースごと持ち運びをしやすいサイズ

Soundcore Liberty Air 2 Proのケースのサイズは、縦5.8cm×横6cm×高さ2.8cmです。

旧モデルのSoundcore Liberty Air 2と比べて、ケースが一回り大きくなりました。
初めは違和感がありましたが、ポケットに入るサイズなので、慣れると問題なく持ち運べます。

左がSoundcore Liberty Air 2 Pro。旧モデルと比べてケースが少し大きい。
Soundcore Liberty Air 2 Proのケース。旧モデルと比べて厚みがある。

重さは本体が5.4g、ケースと本体の合計は61.2gです。

クリアで正確な音質を生み出す仕組み

Soundcore Liberty Air 2 Proでは、イヤホンのドライバー(音を振動にして耳に届ける部分)に「PureNoteドライバー」を採用しています。
このドライバーにより「ひずみを抑制してクリアな音質を生み出している」ようです。(公式サイトより)
旧モデルではドライバーサイズが「6mm」でしたが、Liberty Air 2 Proは「11mm」です。
ドライバーの大きさがクリアで良い音質を生み出しているのでしょう。

また、音質を決めるポイントにはコーデックがありますよね。
一般的な「SBC」に加えて、iPhoneやiPadなどのApple製品に対応した「AAC」を採用しています。
AACはSBCと比べると高音質で遅延が少ないので、iPhoneユーザにはうれしいポイントです。

小雨ぐらいなら問題のない防水性能

IPX4の防水規格(生活防水仕様)を採用しています。
完全防水ではないので、お風呂の中や水の中では使えませんが、小雨程度であれば問題なく使えます。

イヤホン本体に防水機能がありますが、ケースには防水機能がありません。
ケースは濡らさないように気を付けましょう。

価格は9,980円

Soundcore Liberty Air 2 Proの価格は9,980円です。
Ankerの商品はAmazonのセール時に安くなりやすいので、タイミングを見て購入しましょう。

Soundcore Liberty Air 2 Proを実際に使って感じた魅力・メリット

ここからは、Soundcore Liberty Air 2 Proを使って感じた魅力を紹介します。

ココが魅力


  • 環境に合わせて再生モードを変更できる
  • 最大26時間も再生できるので充電の手間が少ない
  • 装着検出機能により、イヤホンを外すと音楽も止まる
  • 簡単に接続できる
  • 専用のアプリで手軽にカスタマイズできる

環境に合わせて再生モードを変更できる

「ノイズキャンセリングモード」と「外音取り込みモード」があります。
どちらのモードもオフにしている状態が「標準モード」です。

ノイズキャンセリングモード

ノイズキャンセリングモードでは、シチュエーションに合わせて、3種類から選べます。

  • 交通機関
    エンジンや路面騒音などの低域の周波数を軽減します。
  • 屋内
    カフェなどの室内空間での周囲の声や中周波ノイズを軽減します。
  • 屋外
    外出先での周囲のノイズを軽減します。

上記に加えて、自分でノイズキャンセリングのレベルをカスタマイズすることもできます。

外音取り込みモード

標準モードと比べて、外部の音が良く聞えます。
外音取り込みモードは、取り込む対象を以下から選ぶことができます。

  • 全ての外音
  • 音声フォーカス
    他のが異音に比べて、会話やアナウンスのような音声をよりはっきりと取り込みます。

外音取り込みモードによって、駅などでアナウンスを聞きたいときや、買い物中にレジに並んだときに、イヤホンを外す必要がなくなるのがポイント。

最大26時間も再生できるので充電の手間が少ない

USB Type-Cで1.5時間でフル充電できる。ワイヤレス充電では2.5時間ぐらい。

Soundcore Liberty Air 2 Proは短い充電時間で、最大26時間の音楽再生ができます。

  • 標準モード:最大7時間、充電ケースの利用で最大26時間。
  • ノイズキャンセリング:最大6時間、充電ケースの利用で最大21時間。
  • 外音取り込み:最大6.5時間、充電ケースの利用で最大23時間。

充電ケースにイヤホンを戻すと、イヤホンが充電される仕組みです。

再生時間に対して、充電に必要な時間は付属のケーブルを使うと約1.5時間でフル充電できます。
急いでいるときは、15分の充電で3時間も再生させることができます。

装着検出機能により、イヤホンを外すと音楽も止まる

Soundcore Liberty Air 2 Proには「装着検出機能」があり、耳からイヤホンを外れたときに音楽の再生が一時停止されます。

私が特に感じるこの機能のポイントは、「再度装着したときに音楽が自動で再生されること」です。
買い物をしていて、レジで店員さんと話すときにイヤホンを外すと音楽が一時停止されます。
レジでの支払い後にはイヤホンを装着するだけで音楽が再生されるので、購入商品の袋詰めをスムーズに行えて便利です。

他にも、この機能によってイヤホンが無意識に外れたときに気付けるので「イヤホンを落としてなくす」ことも防げます。

簡単に接続できる

Soundcore Liberty Air 2 Proはケースの蓋を開けると自動で電源が入り、ペアリングしている機器に接続されます。
イヤホンをケースから取り出して耳に装着しているころには、音楽を聴ける状態になっています。

スマホやウォークマンで接続設定を都度しなくて済むので、手間が少ないです。

専用のアプリで手軽にカスタマイズできる

専用のアプリではイヤホンをカスタマイズできます。

音質

イコライザー機能により、音質を自分好みに変更できます。
20種類以上のプリセットから選べるだけでなく、自分でカスタマイズも可能です。

イヤホンのタッチ操作

コントロール機能により、イヤホンのタッチ操作をカスタマイズはできます。
コントロール機能では、「シングルタップ」「2回タップ」「2秒間長押し」の操作に対して、音量調整や曲の再生/停止、再生モードの変更などを割り当てます。
イヤホンのみで操作ができるようになるので、とても便利な機能です。

イヤホンのカスタマイズはアプリでしかできませんが、アプリのない端末(ウォークマンなど)に接続してもカスタマイズ内容は引き継がれます。

Soundcore Liberty Air 2 Proを実際に使って気になった点・デメリット

Soundcore Liberty Air 2 Proを使って感じる、ワイヤレスイヤホンならではの気になる点を紹介します。

ココに注意


  • 人の多い場所では通信が切れやすい
  • 誤って接続したときに接続先の切り替えが面倒

人の多い場所では通信が切れやすい

池袋駅や新宿駅のような東京都のターミナル駅で音楽を聴きながら歩くと、接続が一瞬切れることが多いです。
駅の中だけでなく、信号待ちをしているときにもよく切れる印象があります。

なお、旧モデルの「Soundcore Liberty Air 2」を使っているときには瞬断が気になることはありませんでした。
旧モデルではコーデックに「AptX」を採用しているため、それが理由かもしれません。

誤って接続したときに接続先の切り替えが面倒

簡単に機器へ接続できるメリットの反面、想定していない接続をしてしまうときがあります。

Soundcore Liberty Air 2 Proは片耳のみでも使用可能です。
まれに、両耳をケースから取り出しても、片耳のみ接続されることがあります。
この場合は一度イヤホンをケースに戻し、電源を切ってから再接続する必要があり、面倒です。

また、複数の機器への同時接続機能である「マルチポイント」がないので、スマホとウォークマンとPCなど、複数の端末へ接続して使う場合も注意。
自動で接続されるので、手動で接続先を変更する必要があります。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回はAnkerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」を紹介しました。
音質は良く、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能、バッテリー持ちなど、多くの優れた点があります。
10,000円程度でイヤホンを選ぶときにおすすめの商品です。

安いイヤホンを購入したい場合は、旧モデルの「Soundcore Liberty Air 2」もおすすめ。

Liberty Air 2 ProのメリットLiberty Air 2 Proの注意点
環境に合わせて再生モードを変更できる人の多い場所では通信が切れやすい
最大26時間も再生できるので充電の手間が少ない誤って接続したときに接続先の切り替えが面倒
装着検出機能により、イヤホンを外すと音楽も止まる
簡単に接続できる
専用のアプリで手軽にカスタマイズできる

※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。



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