パソコンを購入するときに、Microsoft Officeが高額だと感じた経験はありませんか。
「高額だけど、たまに使うのでOfficeがないのは困る」という経験のある人も多いのではないでしょうか。
今回はOfficeの互換ソフトである「WPS Office 2」を紹介します。
Microsoft OfficeとWPS Office 2の使用経験がありますが、基本的な操作性に違いは少なく、互換ソフトであっても十分使いやすいと感じます。
WPS Office 2は業界シェアが高いこともあり、安心して使える互換ソフトなので、迷っている方におすすめの製品です。
もくじ（クリックでジャンプ）
WPS Office 2はこんな人におすすめ
WPS Office 2がおすすめな人を紹介します。
WPS Officeはこんな人におすすめ！
- オフィスソフトを使う頻度は少ない人
- オフィスソフトではかんたんなドキュメントを作れれば良い人
- Excelのマクロを使用しない人
WPS Office 2は機能を厳選しているため、Microsoft Officeの全ての機能を使いたい人には向いていません。
全ての機能を使いたい人はMicrosoft Officeを購入しましょう。
Microsoft Officeは高すぎる
Microsoft純正のOfficeソフト「Microsoft Office」は、年間ライセンスでは1万円以上、永続ライセンスは3万円以上と高額です。
個人向けとされている「Office Home and Business 2021」は、永続ライセンスで38,284円（税込）です。
「Office Home and Business 2021」では「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」を使うことができます。
買い切りとはいえ、利用頻度が少ない人にとって38,000円は高額ですよね。
Microsoft Officeが高額な中、最近ではMicrosoft Officeと互換性を持つソフトが普及しています。
WPS Office 2は売上本数がNo.1の互換ソフト
普及している代替ソフトの中で、代表的なものが「WPS Office 2」です。
名前のWPSは「Writer」「Presentation」「Spreadsheets」の頭文字に由来しています。
それぞれ、Microsoft Officeでの「Word」「PowerPoint」「Excel」を表していることがわかりますね。
WPS Office 2の「Standard Edition」では「Word」「PowerPoint」「Excel」の互換ソフトとPDF閲覧用ソフトが含まれており、永続ライセンスで5,690円（税込）です。
Microsoft Officeと比べて6分の1以下の価格で、とても安いですね。
上位モデルには「Gold Edition」と「Plantinum Edition」があり、使えるフォントの量やマクロの対応可否などが異なります。
WPS Office 2のエディションの詳細は、キングソフトの公式サイトをご確認ください。
WPS Office 2の評判や危険性は？
WPS Office 2は中国の企業である「キングソフト」が販売している互換ソフトです。
WPS Office 2は開発を中国で行っていますが、日本向け製品は日本国内で販売管理をしています。
中国の企業と聞くと、危険ではないのか気になりますが、サポートも日本国内で対応しているため安心感はあります。
またWPS Office 2は、Office互換ソフト分野では「売上本数が11年連続でNo.1」です。
全世界で10億人以上が使用しており、Microsoft Officeに次いで、世界2位のシェアを誇ります。
「利用者数が多い=安全」とは言い切れませんが、製品や企業が一定の評価を得ていることがわかりますよね。
安さの理由は「必要な機能を厳選」しているから
WPS Office 2が他社製品と比べて安い理由として、「普段良く使う機能を厳選し、ソフトを軽量化している」点があります。
機能を厳選していますが、使いやすさの向上のために、WPSの独自機能を搭載しています。
例えば、ドキュメントをウィンドウではなくタブで表示できるような独自機能があります。
WPS Office 2の機能で十分か、Microsoft Officeとのできることの違いを確認しましょう。
ポチップWPS Office 2とMicrosoft Officeの違い【複雑な作業をしなければ十分】
WPS Office 2はMicrosoft Officeに最大限近づけて開発されているので、使い方やできることに大きな違いはありません。
WPS Office 2が謳っている「普段良く使う機能を厳選し、ソフトを軽量化している」としては、以下のような点があります。
Microsoft Officeとの主な違い
- メールソフトが含まれていない
- フォントが限られている
- 3Dのグラフを作れない
- マクロ機能に対応していない
メールソフトが含まれていない
Microsoft Officeにはメールソフトの「Outlook」がありますが、WPS Office 2にメールソフトはありません。
Outlookを使っていた人は注意しましょう。
フォントが限られている
游ゴシックなど、Microsoft Officeにはあって、WPS Office 2にはないフォントがあります。
そのため、Wordで作成したドキュメントをWriterで開くと文字の書式が変更される場合があります。
フォントが変わってほしくないドキュメントを取り扱う場合には、事前にWPS Office 2で使えるフォントを確認しましょう。
3Dのグラフを作れない
Excelではグラフを作成するときに、立体的なグラフを選ぶことができます。
WPS Office 2では平面のグラフは作れますが、立体的なグラフを作ることはできません。
マクロ機能に対応していない
Excelには「マクロ」という、「設定した操作を繰り返し実行できる」機能があります。
WPS Office 2の「Standard Edition」ではマクロ機能に対応していません。
上位モデルである「Gold Edition」と「Plantinum Edition」ではマクロにも対応しています。
ポチップ2年間、快適に使えている
私はWPS Office 2を約2年間使っています。
今まで、セキュリティ的に不安に感じることや、機能面で不便を感じたことはほとんどありません。
なお利用用途はプライベートのみで、知人とファイル共有をするときにも問題なく使えています。
仕事で人とファイルをやり取りするときは、相手が他のソフトの場合は見え方に違いが出るかもしれない点に注意しましょう。
PCを変更したときはライセンスを使いまわせる
パソコンを買い替えた時は、ソフトやデータの移行が面倒ですよね。
WPS Office 2はライセンスを使いまわすことができ、移行も簡単です。
パソコンの変更のたびにライセンスを購入しなくて済むのはうれしいですね。
WPS Office 2の移行方法については以下の記事で紹介しています。
こちらも参考となれば幸いです。
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WPS Office2は複数のパソコンで使える？PCを変更したときの移行方法【Office互換ソフト】
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はOfficeの互換ソフトである「WPS Office 2」を紹介しました。
Microsoft OfficeとWPS Office 2の使用経験がありますが、基本的な操作性に違いは少なく、互換ソフトであっても十分使いやすいと感じます。
WPS Office 2は業界シェアが高いこともあり、安心して使える互換ソフトなので、迷っている方におすすめの製品です。
ポチップ ※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。